「勝者の習慣 (R)」見つける感じる使えるの  3ステップ

勝つために あなたは・・・ どんなトレーニングをしていますか? 練習の中で見つけた技術、わかった技術が理解へ カラダにしみこんで使える技術へ

勝者の習慣

スプリットステップって いつ?

足を動かせと言われる。 

止まって打ってないと言われる。

バタバタしていると感じる。

嗚呼 どうしていいか わからない。

 

フットワークの重要性は、ラリーの相手が自分のところに打ってくれないときに痛感します。どんな風に動かすの? いつ止まるの? 何歩でいくの? どうやって戻るの?

 

勝者の習慣(R)では 具体的なわかりやすい説明をしています。 

 

今回はスプリットステップ。(判断のステップ) 

どんな風にしますか? いつしますか?

自分のやってる方法とタイミングを 誰かに伝えられますか?

 

ワークショップ参加者に訊ねると 

「ポンって感じ」「相手が構えたときに・・・」

「飛びます!」「踏みます」「打球の直前に」「グッと」

「ふわっと」「じわりと」「(実演して)こんな感じ」

・・・いろいろ あります・・・・・ざんねんながら 曖昧です。

 

待ちのステップ【動】から 判断のステップ【静】へ 

そして打球へ追いつくためのスタート【動】へ。 とても重要なステップなのに。

 

止まったときに地に足が着き、自分の体重がしっかり 丹田におちているか。

全方向にスタートの切れる姿勢になっているか

これが 「どんな風に」の部分です。(最適な姿勢のためのドリルはコートで!)

 

次に、「いつ」の部分です。

相手の打球音に耳を傾けてください。

(厳密には音のスピードと見えているもの(光)のスピードは異なるのですが。)

その音に合わせて「パン!」と言いましょう。ラリーをしながら相手の打球音を口に出すのです。 そして自分の声に合わせて 両足が地面に着くようにタイミング練習をしましょう。 誰かの試合を見ながらでもこのタイミング練習は出来ます。次の一歩が確実に変わってくる効果的な練習方法です。 

 

まずは体験 そして経験 きっと習慣に

スライス回転の与え方

フォアボレー、バックボレー双方に共通する回転 =「スライス」「アンダースピン」

この回転をボールに与えるには 打球の瞬間にラケットが下方向に動いている必要があります。 

 

多くの方は「スライス」→「削ぐ、切る」、「アンダースピン」→「下の回転」という言葉のイメージから、ボールの下部分をにコンタクトしてしまい、打球後に打球面が上を向いています。 この場合、ボールの推進力は小さく 回転はたくさんかかっていても浮いた球になりやすいです。この技術(打ち方)はオプションとしてはありだと思いますが、「攻め」の推進力の大きい、バウンド後にすべるスライスはこの打ち方では実現しません。 ならば、どうするのか・・・。

 

私のワークショップで一番「効く」処方をお伝えします。 

打球意識はフラット、キーワードは、「つかもうとして、面」「手のふりして、面」

相手のボールの高さ(打点)にラケットを持っているグリップ部を合わせます。(決してラケット面でなく!) 出来るだけひきつけて(手に当てるふりをして)直前まで我慢して 実はラケット面で打球してみる。 回転をかける意識は特に持たず、打球後にラケットの面は立ち、ラケットの先が飛んでいった方向を向いているように。

 

フォアの場合は手のひらをボールに近づける、バックの場合は手の甲です。

 

まずは体験、そして経験 きっと習慣に!

 

「適正打点」という考え方

ワークショップ(練習会)でいつも伝えていること

 「適正打点」

フォアストローク、バックハンド、フォアボレー、バックボレー、サーブ、スマッシュ、どのショットにも それぞれ存在すると思います。 その打点は、プレイヤーごとにあって、だいたいこの辺りと認識しているボンヤリしたものでしょう。 こちらから「ここですね」と伝えられるものではないのです。

そこで打つと 力が要らずに球が抜けるように飛んで行って、不思議にどこにでもコントロールできそうな感覚。打球したにもかかわらず、手のひらに衝撃がこない。

たくさんのラリー中に これまで何度も経験してるはずです。

 

 クリーンヒットは衝撃がないこと・・・ご存知ですか?

 

さて、その感覚と距離感を体得しましょう。 ここだ!という点を空中に設定できればしめたもの。 自分の適正打点が 空中に浮いている感覚。

右へ動けば同時に右へ ネットへ近づけば同様に平行移動。「点」で設定すると空間認識が難しくなるので、メロンか小さめのスイカ程度の体積をイメージしましょう。 自分の軸とともに 空中にあるメロンが移動するのを感じることができれば、飛んでくる球をそのメロン(スイカ)のところに合わせます。

合った瞬間にヒットするよう 足を運ぶ(フットワーク)。

足の運び方は、フットワーク塾でも解説しています。

 

すべての球を「適正打点」で打てれば、敵なしですが、そうもいきません。

テニスという競技は 打たせないように人のいないところへ打つ競技です。

「適正打点」打てない球は、しのぐ、時間を稼ぐ、立て直す、ことのできるボールを返しましょう。 いつか打てる球が来た時のために、距離感覚を常に磨いてラリーをしてみてください。 練習法などの詳細は コートで!

 

 

 

 

 

フォアハンドのなやみ 段階的に

「フォアハンドってどうやって打ってたかな?」

時々耳にする問いかけです。 

おそらくほぼ全員が 最もたくさんコートの上で打ってきたショットでしょう。

ほぼ自然的に 無意識にボールを飛ばしていたために

うまく入らなくなったときに 何を意識していたのか よくわからなくなってしまう・・・

 

そんな時には「段階的」をおすすめ。二人でやる練習です

①打点の確認。 

自分で一番力が伝わると思うところへラケットを出します。パートナーにボールをラケット面の打つところに持ってもらい、自分と空中の打点との位置関係を確認します。この時 軸足を動かさずラケットをはずして ボールと自分との距離感覚を感じることで 「そこで打つんだ」を思い出します。この自分とボールとの距離感覚(スペーシング)をじっくり味わうことがポイントです。

 

②落とし球での確認 

踏み込む直前の状態(セミオープンスタンス)のまま 距離感覚を消さずに パートナーにボールを落としてもらいます。頭の高さくらいからその場に落として 上がってきたボールが先ほどの打点に来た時に 踏み込んで打ちます。 力の伝わり方、踏み込み足、グリップ、打球感いくつか確認することがあるかもしれませんが 適正打点のボールを打った時の感覚を思い出します。 ここで大事なのはやはり距離感覚(スペーシング)。適正打点をもう一度自分に刷り込みます。

 

③手球での確認

すこし動きをつけて 手球で打ってみます。さっき確認した打点の感覚を消さずに 自分の移動と空間の打点の移動が同時並行にできるかどうかがポイントです。

 

④ミニラリーでの確認

活きた球でのゆっくり打点確認です。軸足の決め位置と打点との関係が乱れずにゆっくりラリーできるでしょうか?

 

⑤クロスラリーでの確認

相手の打つ球はフォアばかりではありません。深くも短くもなります。移動してそれでも適正打点が空間に確認できれば、もうどうやって打っていたかを思い出しているでしょう。 

 

 迷ったら 基本に戻って じっくりです。

 

練習会実施してます。

 

ボレーは ワングリップ

おすすめは グリップチェンジなしです。

素早い対応が可能。

バックハンドでしっかり打てるにぎりで フォアは手首を強めに背屈。

肘をへそに入れるくらいにすると鎖骨の下が固くなります。

そこから肘を伸ばしていくと力の伝わる面ができます。

興味のある方は コートで。

新旧対決

英国ウィンブルドンで 男子ベスト4が決まった。次世代エース候補のふたり、ラオニチとデミトロフ。日本人なのでここは錦織に残ってほしかったが、同世代対決でサーブに勝るラオニチに軍配が上がった。BIG4の牙城をいかに崩すかが昨今の男子テニスの課題だったが、見事にこの世代のふたりが勝ち上がってきた。
一方、迎え撃つNo.1のジョコビッチとNo.4のフェデラー。気合い充分で若者を一蹴するか、王者のイスを明け渡すか、明後日のコートから目が離せない。ドローの神様は素晴らしい新旧対決を2試合も用意してくれた。

心技体→志体技心

心技体。
スポーツや習い事に時々使われる言葉。

選手としてはどれも大切な要素だと思う。
どの順序で鍛え磨くべきだろう?

私は、まず
技術の揺るがない体力、
メンタルに言い訳しない技術と考えています。

すなわち、「体技心」
の順序です。

もっとも一番最初に、勝ちたいとか、チャンピオンになるという強い志が必要と思います。

負けたとき、うまく行かない時、
外的環境ややメンタルのせいにしてませんか?