何を支配するか
「テニス」という競技の技術は多岐にわたり
その習熟度に応じて様々なレベルでの参加が可能です。
ラリーが続くレベル、仲間内で試合をするレベル、
市や県の大会で勝ち進むレベル、全国、実業団、プロ、
世界で転戦するレベルと様々あります。
実は、どのレベルでも決められたコートの広さ ネットの高さ ボール ラケットという
まったく同じハード(設備、用具)を使っています。
(ソフトテニス、ジュニア用ラケット、導入用スポンジボールなどは除く)
ゲームの始まりの一本目は、所定の位置から
ネットの向こうのサービスエリアにワンバウンドさせることがルールですが、
その後はツーバウンドするまでにラケットで打球して、相手コートの中に入ればよく、
それがうまくできなければ(ネット、アウトすれば)相手にポイントが入る球技です。
カウント方法は少々複雑で 15→30→40→ゲーム獲得となります。
(この数え方がテニス浸透の支障になっているかもしれません)
勝つためには相手の予測をはずして、
どんな速さで(時間)どこへ打つか(空間)が肝要で、
打球を受ける側も、相手の体勢やどこから打っているかを見て次のボールを予測し
その次に相手が届かないところへ返球できるよう、準備を十分にするのです。
つまり、時間(スピード)と空間(エリア)を支配する選手が勝者になるのです。
今回は 時間を支配する技術です
ラリー中には2種類の時間があります。
①自分が打ってから相手が打つまでの時間
②相手が打ってから自分が打つまでの時間
この時間をどのように捉えて支配するかが
ポイントの分かれ目になります。