「勝者の習慣 (R)」見つける感じる使えるの  3ステップ

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勝者の習慣

適正打点での打球感(衝撃)への疑問

勝者の習慣®では、最も力の伝わる打点として 「適正打点」 という呼び方をワークショップのときに紹介している。 各自が心地よく打球できる 「空間のポイント」 は、ショットごとにたくさんあるわけではないため、そこへボールを呼び込むように 足を動かし、さらに体軸を保つ。

 

先日、リピーターが10人近く集合して、テニスコート付きの宿で二泊三日の「合宿」を行った。 テニスを始めて2,3年の若者から、県大会を狙える選手、厚ラケ面作り至上のミディまで様々な経験と境遇の仲間だ。 広島、大阪、名古屋、京都からも参集いただいた。

 

すでに「適正打点」の考え方は浸透していて、ストローク ボレーなど それぞれにドリルをこなし 短時間のうちに次々に上達の鍵を拾っていく。 特に、ハイボレー、スマッシュでは 頭の上の「適正打点」を再発見し 目を見張るような打球を打つ参加者もいた。 おおむね満足、大盛況で終了間際に、

ある参加者から こんな質問をいただいた。

 

「適正打点で捉えたつもりなのに ずっしり来なくて 拍子抜けのときが時々あるのですが・・・・でもそんなときに限って 相手は返してこないので 『?』 となるんです。」

 

「それって 適正打点の中の 最適打感のこと??」 と思って 続けて話を伺った。

 

「適正打点って一番力が伝わる すなわち 頑張れるところですよね? ということは、感じる衝撃がずっしりというか しっかり感じられるところなんですよね?」

 

「???? それは 芯を外してる ・ ・ ・ よな」

 

ワークショップで これまで一番気を配っているところに 

「伝わる表現 相手の言葉で」

をモットーにしていた。 しかし・・・・ 伝わっていなかったとは。

 

野球経験者の私は 「芯を喰う」 というバットの打球感覚を手のひらが知っている。響かず、無感覚のあの感じ。 ラケットのスイートスポットでとらえたときの感覚がそれに近く、手出しボールの時にはそれを味わいつつ ラリーやゲーム時には多くは味わえないもの (しかし、なるべくその付近で打球してコントロールしたい) と考えていた。

 

「最も力の伝わる打点」=「頑張れるところ」≒「無感覚」 そういえば 矛盾しているような気もする。

 

その方は スイートスポットで打球した時の感覚が 抜けすぎていて 「打っている感じがしないので、間違い」 と感じていたようだ。 それも A級を狙えるベテランレディース。 まさかと思って、別のベテランジョッパーにも同様の質問をすると 「僕も 抜けたときって なんか首をかしげちゃうんですよ」と。

 

本当に ごめんなさい。 実は 「その感じ」 が すべてのプレイヤーが目指す 「打球感!」なのです。

 

当たり前過ぎて言葉にもせず お伝えもしてなかった。 全打球を 「そこ」で打てるなら いい球が 疲れず打てる。 でも 走らされたり 速い球だったりするため スイートスポット(真ん中)を外すと打球感は重くなり 面がブレたりする。 そこを耐えるために、「頑張れるところ」で とらえるべき。

 

遠回りをしたが 伝えるべきは 「適正打点」は変わらず、しかし 「最適打感」がその真ん中にあること加えて ワークショップで展開します。